哺乳類では、グルコース輸送体(GLUT)であるGLUT4がインスリンに応答して細胞膜上に移行し、グルコースを取込みます。ニワトリも哺乳類同様にインスリンに応答してグルコースを脂肪組織や骨格筋組織へ取り込みます。しかしながら、ニワトリを含む鳥類では、GLUT4が欠損しいるため、インスリン応答性のGLUTは同定されていません。ニワトリ初代培養脂肪細胞を用いて、短時間のインスリン刺激に応答し、グルコース取込みに関わるGLUTを調べた結果、インスリン刺激に対してAKTのリン酸化を介して細胞膜上でのGLUT1のタンパク質量が増加し、グルコース取り込みが増加することを明らかにしました。
General and Comparative Endocrinology, 283, 13232.
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