2025.02.03 03:30栄養生化学・飼料化学研究分野の軸当研究室では、「動物が食べる栄養素」、「栄養素の代謝」、「代謝調節の仕組み」、「代謝と畜産物品質」、「畜産物の美味しさ・機能性」といった研究テーマを実施しています。研究テーマは幅広い領域に渡っていますが、「化学的な視点から低分子の代謝物をとらえること」をぶれない軸としています。アミノ酸、脂肪酸、糖といった低分子代謝物は、飼料や食品の構成成...
2025.02.03 03:28研究室配属生・大学院生の募集研究室見学などはいつでも対応いたします。研究室見学を希望する方は、k7631344 [at] kadai.jpまでご連絡ください。*[at]を@に変換してください。当研究室はコアタイム(9:40~17:00)を設けています。その理由は、卒業後に社会人として活躍するための生活習慣とメリハリをつけた生活をおくるためです。学部生の卒業研究は、コ...
2025.02.02 03:32共同研究について研究室では企業の方との共同研究をいつでも募集しています。新規飼料資材・食品素材の機能性評価(成分分析、飼養試験、生体での機能性評価)、畜産物の品質評価(理化学分析)に関することであればぜひ下記連絡先までご相談ください。k7631344 [at] kadai.jpTEL.099-285-8652井尻 大地*[at]を@に変換してく...
2025.02.01 08:05未利用の食肉資源(ジビエ)の研究イノシシやシカなど未利用の食肉資源の美味しさや機能性成分について研究を行っています。徳之島など南西に棲息するリュウキュウイノシシは、一定数の狩猟が認めらており、食肉としての販売も行われています。これまでにリュウキュウイノシシ肉の特徴を見出して差別化・ブランド化につなげることを目的とした研究を行ってきました。
2025.02.01 08:00かごしま黒豚の美味しさの秘密鹿児島県では、甘藷を10~20%含む飼料によって肥育後期60日以上肥育したバークシャー種を「かごしま黒豚」として銘柄化しています。当研究室では、かごしま黒豚の美味しさを科学的に調査しています。これまでに、官能評価と理化学検査を行った結果、かごしま黒豚の肉質特性として、官能評価から軟らかくジューシーであること、ならびに理化学検査から臭気物質...
2025.01.31 08:00と畜前のタンパク質分解量は食肉の美味しさに関係するのか?*本研究は、岡山大学勝俣沙智先生との共同研究です。食鳥処理場では、衛生管理のためにと畜前にブロイラーを絶食させます。一方、絶食はブロイラー生体内で骨格筋タンパク質分解反応を引き起こします。本研究では、絶食処理時間がと畜前の骨格筋タンパク質分解反応と熟成後の食肉中の遊離アミノ酸含量との関係性を調査しました。その結果、と畜前の絶食処理は、ブロ...
2025.01.31 07:26鶏血清による異所性脂肪の分化誘導異所性脂肪とは、脂肪組織以外の臓器・組織に蓄積される脂肪のことです。骨格筋における異所性脂肪の発生は、組織内の脂肪前駆細胞から脂肪細胞への分化・成熟に起因すると考えられてきたが、近年では、Myf5陽性の骨格筋前駆細胞から分化成熟した脂肪細胞の存在が報告されています。当研究室では、C2C12筋芽細胞を鶏血清を含むDMEM培地で培養することで...
2025.01.31 06:10米糠外層の食品機能性(糖代謝への影響)米糠外層を給与したラットの腸管内容物、血液、および肝臓の代謝産物のメタボローム解析を行って、米糠外層の摂取が生体内の代謝状態に及ぼす影響について検証を行いました。米糠外層の摂取は、糖質や脂質の腸管における吸収効率(消化率)を低下させましたが、体重増加には負の影響が認められませんでした。一方、米糠外層の摂取により、腸管内での短鎖脂肪酸産生や...
2025.01.31 06:00米糠外層の食品機能性(便通改善)お米を精米する際に、序盤に排出される米糠外層(1・2台目の精米機由来の米糠)を配合した飼料をラットに給与すると、糞便排泄および糞便中への脂質排出の増加や腹腔内脂肪の減少がみられることを明らかにしました。Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry. 79 (8), 1337-1341.2015
2025.01.31 05:54米糠の機能性の研究米は、年間約880万トンが精米され、その工程では玄米表面の果皮、種皮、糊粉層及び胚芽を含む米糠が分離されます。また、一般的な精米工場では、3〜4台の精米機を連結させて搗精されます。当研究室では、1・2台目の精米機由来の米糠(米糠外層)と3・4台目の精米機由来の米糠(米糠内層)のそれぞれが持つ食品または飼料としての機能性を研究しています。B...
2025.01.31 03:31オロット酸の暑熱ストレス軽減作用本研究では、暑熱環境下で飼養したニワトリに対するオロット酸の飼料添加(0.7%)がニワトリの血漿および骨格筋の脂質過酸化度ならび代謝産物に及ぼす影響を調べました。その結果、オロット酸の飼料添加は、生体内のピリミジン代謝、βアラニン代謝、リンゴ酸-アスパラギン酸シャトル、アスパラギン酸代謝などの代謝経路に影響を及ぼし、熱ストレス環境下におけ...
2025.01.31 03:11暑熱ストレスを軽減する新規機能性飼料の研究南九州地域では、夏季の高温多湿の環境となるため、家畜の暑熱ストレスが問題となります。暑熱ストレス環境下では、家畜の生体内で活性酸素種の産生量が増加し、熱中症のような状態となり、家畜の飼養成績や畜産物の収量・品質へ負の影響を及ぼします。当研究室では、夏季の暑熱ストレス環境下における家畜の飼養成績の低下や畜産物品質の低下を軽減する新規の飼料資...